みなさま、こんにちは!

今月もコース別の対応についてです。先月は、1コースは勝ちやすい位置だからこそ、緊張感は大きい。2コースは一番難しい気がします、と書きました。今回は3、4コース編です。

3コースは、まくり、差し、まくり差しと、戦法のバラエティーが増えます。スタート隊形によりますが、基本はまくりに行くことが多いです。外を回る時には内側の舟の動きが大事になります。インコースがしっかりとレバーを落としてハンドルを切っている時や、ターンの出口で飛んでない時には多くの場合、上位着に入れる可能性があります。まくり差しは、インコースのミスがないと、なかなか決まりづらい。また、2コースがまくりに行った時は、どうしても差しに回るタイミングが遅れます。

ボートレース甲子園で、ぐんまちゃんグッズに身を包む毒島誠
ボートレース甲子園で、ぐんまちゃんグッズに身を包む毒島誠

4コースは内側3艇の動き次第です。基本は差しに回ることが多いです。3コースが最初からまくりに行く姿勢が見られる時や、出足が仕上がっている時などは決まりやすいです。またその時はひとつ奥を差す(2コースが差した場合のその奥)時もあります。これはスピードを保ったまま、まくり差しになるので結構判断が難しいですね。まれに2コースも、3コースも差す場合、大きくまくりに行かざるを得ない時の判断は特に難しくなります。

3、4コースでは、よほど隊形がばらつかない限り、決め打ちはせずに、コンマ何秒で瞬時の判断をします。初動前の動作など、やることは変わりませんが、初動の反応や出足がいい方が僕は好きです。(ボートレーサー)