皆さま、こんにちは。先日、尼崎オーシャンカップで念願だった群馬支部の後輩、椎名豊君がSG初優勝をしました。自分のことのようにうれしかったです。

間近で見ていましたが、準優、優勝戦とも危なげのない完璧なレース運びでした。しかもSG出場は3度目。本当にすごいことだと思います。

前検日、初日からすごく雰囲気が良く、どんどんエンジンを仕上げてました。予選はいつも通りに見えましたが、準優、特に優勝戦の日は緊張しているようでした。椎名も「緊張してます」と言ってました。やはりSG優勝戦の1号艇は、とてつもないプレッシャーと緊張があります。

でも、レース前から大丈夫だなと思っていました。エンジンは別格に仕上げてましたし、緊張していると言っても肝っ玉が座っています。失敗はないな、と。フライングする精神状態でもなさそうでしたし、先輩としては、とても安心していました。


SG尼崎オーシャンカップを制してガッツポーズする椎名豊(中央)と、祝福する毒島誠(左)、土屋智則
SG尼崎オーシャンカップを制してガッツポーズする椎名豊(中央)と、祝福する毒島誠(左)、土屋智則

椎名は若い頃からスタートが早いし、エンジンも出す。大学に行ってからレーサーになったので、周りから見ると少し落ち着いた若手でした。この優勝で群馬支部の若手はより一層、刺激を受けたと思います。

椎名は若手の中では兄貴っぽい。みんなを背中で引っ張るタイプで憧れられる存在。関(浩哉)君はみんな一緒に頑張ろうという感じです。かねて頑張ってきた僕や(土屋)智則は憧れられる存在ではありません(笑い)。今の若手は椎名と関を目指して頑張っています(また笑い)。

群馬支部は今年、初優勝や、グレードレースの優勝も続いています。椎名の優勝で、8月の浜名湖SGメモリアル出場は、群馬支部4人になりました。

いい流れに乗って浜名湖も頑張ります。浜名湖は思い出の水面(10年1月・新鋭王座優勝)なので、またいい思い出を作れるように、いいレースをしたいと思います。(ボートレーサー)