前回お知らせしたとおり、2月11日にボートピア高城で行われたトークショーは羽野直也選手…の予定だったのですが急病につき、プロ野球のキャンプを見に来ていた東京支部の池田雷太選手と、うちのだんな様の2人のトークショーとなりました。急きょ募集したご質問もお客様からたくさんいただき、ベテランだからこその“ここだけの話”満載で盛り上げてくれましたよ。

 心配された羽野直也選手からもその後連絡があり、無事に復活したとのことで、ひと安心。今回はその羽野直也選手の弟さん、羽野諒選手(21=福岡支部)をご紹介します。

インタビュー中に笑顔を見せる羽野諒選手。「スタートを武器にできれば」と話します
インタビュー中に笑顔を見せる羽野諒選手。「スタートを武器にできれば」と話します

 ボートレーサーを目指したのは、高校生のころ。お兄さんが選手になって、その走る姿を見て心に決めたそうです。そのことを兄・直也さんに話したところ「本当になるんだったら応援する」と言われ「まずは、やまとはメンタルが一番」とアドバイスをもらったとか。無事に卒業となった時のことを直也さんは「本当に安心しました」と振り返ります。

 デビューは昨年の11月。「とにかく緊張しましたぁ」という初出走は、お兄さんに「フライングだけはするなよ」と言われていたとのこと。結果はほろ苦いものではありましたが、家に帰ってからリプレーで自分のレースを見てもらったそうです。「練習も予約制なんで、勝手に兄の分も予約して報告するんです」とうれしそうに話す諒選手を、「練習は全部入れていいよ。と言ってあるんです」と、お兄さんも優しく見守ります。「兄は選手としても人としても気遣いとかがすごいんで、尊敬しています」という本当に仲のいい兄弟。「今、どのレース場に行っても“お兄ちゃんすごいね”と言われるんです」と笑顔を見せながら、いい励みにもなっているようでした。

羽野諒選手(右)と、兄・羽野直也選手のツーショット。記念競走での競演が今から楽しみですね
羽野諒選手(右)と、兄・羽野直也選手のツーショット。記念競走での競演が今から楽しみですね

 「デビューはスタートから緊張だったけど、今は先輩に言われたことを考えられる。でも、リプレーを見るとできてないんで、そこが課題です。スタートの質は負けてないと思うんで、武器にしていけたら」とのこと。「早く記念にいってみたい。遅くても5年後までには走りたい」と兄・直也選手と大きなレースで一緒に走ることを目標に挙げてくれました“羽野兄弟”の競演、今から本当に楽しみですね。

 
 

 以前、お兄さんの直也選手の取材でお話を聞いた瓜生正義選手が、「羽野の弟も野球部なんだけど、諒はキャプテンもやってたから3人の中では一番優秀ですよ」と楽しみな情報を届けてくれていました。

 
 

 2月11日にボートピア高城で行われたトークショーに、急きょ駆けつけてくれた池田雷太選手と石川真二選手のサイン色紙を、各3人にプレゼントさせていただきます。

 希望者は、はがきに郵便番号、住所、氏名、年齢、電話番号を明記して〒530・8334(住所不要) 日刊スポーツ新聞社レース部「池田、石川サイン色紙」係まで。締め切りは3月10日必着。当選者の発表は賞品の発送をもって代えます。選手は選べません。応募は1人1枚でお願いします。