優勝戦は強烈な“ガースー砲”がさく裂! 菅章哉(34=徳島)が、大外から破壊力満点の伸びを生かして、内の5艇を一気に沈めた。昨年10月丸亀一般戦以来、尼崎では初優出初V。

進入は3対3の枠なり。菅はトップタイのコンマ07スタートから、グイグイ加速した。「最後の最後にいいレースができました。スタートはコンマ20ぐらいかと思いました。6枠だったし、チルト3度の調整1択でした。スタート展示で思った以上に前にいて、伸びると思っていました。仕上がっていました」と、胸を張るほど仕上がりは最高潮。スカッとする勝ちっぷりにも「まくりで勝つのは一番気持ちがいいですね」。表彰式に集まった大勢のファンからも拍手喝采を浴びた。

今年はSG(クラシック、オールスター)に2度参戦したが、苦戦を強いられた。「結果が出なくて、高い壁に跳ね返されていました。今は力をつけて、立ち向かっている最中です。まずはA1に上がりたいと思います」。このVが逆襲への足がかりになった。さらに魅力たっぷりの豪快なレースを提供してくれるはずだ。菅の次走は30日から10月3日まで丸亀一般戦に出走予定。