サテライト妙高で上原龍、中嶋宣成の師弟コンビのトークショーと日刊スポーツの予想会が始まる
サテライト妙高で上原龍、中嶋宣成の師弟コンビのトークショーと日刊スポーツの予想会が始まる

 オールスター競輪決勝があった19日、新潟県妙高市のサテライト妙高で現役選手によるトークショー&日刊スポーツの予想会があった。S妙高は長野県のファンが多く来場するため、長野県のS級2班・上原龍(33)とデビューしたばかりの中嶋宣成(28)が出演。師弟トークショーは約400人のファンを沸かせた。

中嶋宣成はファンの前でローラーを踏む。77キロをマークしたが、しっかりアップした後なら100キロ前後を出す
中嶋宣成はファンの前でローラーを踏む。77キロをマークしたが、しっかりアップした後なら100キロ前後を出す

 上原は7月7月京王閣2日目でゴール後落車。その影響で102・55あった競走得点が98点台まで下がってしまった。だが、自力足が出ているように復調気配だ。ファンの前で「だいぶ良くなってきました。小田原記念(25日開幕)までにしっかり調整します」と力強かった。

落車後遺症も癒え、再浮上のきっかけをつかんだ上原龍。弟子のデビューも刺激になっている
落車後遺症も癒え、再浮上のきっかけをつかんだ上原龍。弟子のデビューも刺激になっている

 弟子の中嶋は師匠と同じ佐久長聖高卒。2人ともスピードスケートからの転身組で、中嶋の兄と上原は同級生。絆は強い。デビューから8連勝で臨んだ取手チャレンジ決勝は厚い包囲網に遭い3着に敗れ、A級2班への特別昇班に失敗した。「厳しいレースでした。緊張もしました。28日から始まる弥彦ミッドナイトで頑張ります!」と気持ちを切り替えていた。

連勝が8で止まり特別昇班に失敗した中嶋宣成はファンの前で再スタートを誓った
連勝が8で止まり特別昇班に失敗した中嶋宣成はファンの前で再スタートを誓った

 95期NO・1の師匠はデビュー9連勝で特昇し、兄弟子の荒井春樹も13年に2班への特昇をしている。「9連勝はノルマだからな」と師匠は愛弟子にハッパをかけていた。復活と特昇へ再スタートを切る師弟を、これからも見守っていきたい。

決勝の予想を的中させた田中聖二(左)と司会の畑野直子アナ
決勝の予想を的中させた田中聖二(左)と司会の畑野直子アナ

 さて、日刊スポーツの予想会も盛況? に終わった。競輪歴31年目の私、田中聖二が予想者を務め、決勝は脇本雄太を推奨し11点で3連単を当てることができた。ファンも喜んでくれ、車券も当てることができた。これまで東北のサテライトや関東の競輪場で何回か予想会を開いた。的中しなければというプレッシャーはあるが、読者やお客さんと直接触れ合えるいい機会。次回は9月5日、日刊スポーツ杯の立川競輪場で開く予定。私が司会を務め、全公営競技の取材経験がある栗田文人記者が予想を披露する。私はノンプレッシャーだが、栗田記者は全的中を目指していると思うので(ちょっとプレッシャー)、ご期待ください!

閉会のあいさつをする司会の畑野直子アナ。流れるような仕切りでした
閉会のあいさつをする司会の畑野直子アナ。流れるような仕切りでした