このたびの台風被害、震災に遭われた皆様、心よりお見舞いを申し上げます。

当方にとって、大阪はデスクとして約3年間在住し、北海道は競馬や競輪記者として毎年何週間も滞在した、ともに第2の故郷。当然、多くの知り合いがいるにも関わらず、電話やメール、ラインをするぐらいしかできない(しない)自分の情けなさ、冷たさを思う。

そんな中、当方が何をしていたかというと、立川で行われた弊社杯を取材していた。

立川競輪場でトークショーを行った石井貴子選手(撮影・小野寺淳)
立川競輪場でトークショーを行った石井貴子選手(撮影・小野寺淳)
日刊スポーツ新聞社杯を制したマシュー・グレーツァー選手(撮影・栗田文人)
日刊スポーツ新聞社杯を制したマシュー・グレーツァー選手(撮影・栗田文人)

優勝は今年の世界選手権スプリント王者・マシュー・グレーツァー選手。これで3場所連続の完全Vで、今開催も3日間圧勝だった。決勝後、今後の予定を聞くと「この後は伊東と松山を走って、オーストラリアに帰国します。その後は競技に戻ってW杯を4戦。来年3月には世界選手権を走って、その後4月にはまた日本に来ますよ」と早くも再来日を約束してくれた。競技ではスプリントとケイリンが主戦場だが、チームスプリントも走る可能性もあるという。ライバルを尋ねると「日本人ではカワバタさん(河端朋之)、ワキモトさん(脇本雄太)。世界ではサム・ウェブスター、デニス・ドミトリエフ…挙げたらきりがないよ」。そして最後に「もちろん、2年後の東京五輪(オリンピック)金メダルが最大の目標です」とつけ加えた。

グレーツァーに食い下がった芦沢大輔選手が2着(撮影・栗田文人)
グレーツァーに食い下がった芦沢大輔選手が2着(撮影・栗田文人)

2着はゴールまで番手で食い下がった芦沢大輔選手。「必死でついていったけど、最後は自分がどの筋肉を使っているのか分からないぐらいだった」とグレーツァーの強さを表現した。3着には、あの銀幕のスター・赤木圭一郎から名前をもらった真船圭一郎選手が入り「もうこれ以上は無理」とさわやかな笑顔を見せた。

決勝3着の真船圭一郎選手(撮影・栗田文人)
決勝3着の真船圭一郎選手(撮影・栗田文人)

最後に札幌出身の奥井迪選手、函館出身の三尾那央子選手、そして函館出身で現在は大阪在住の成田可菜絵選手の写真を。

日々平和にギャンブルができる幸せをかみしめつつ、次の取材も頑張ります。【栗田文人】

札幌市出身の奥井迪選手(撮影・栗田文人)
札幌市出身の奥井迪選手(撮影・栗田文人)
函館市出身の三尾那央子選手(撮影・栗田文人)
函館市出身の三尾那央子選手(撮影・栗田文人)
函館市出身で大阪在住の成田可菜絵選手(撮影・栗田文人)
函館市出身で大阪在住の成田可菜絵選手(撮影・栗田文人)