競輪、楽しんでいますか?

当方は今、九州は佐賀・武雄競輪場に来ている。当地に足を運ぶのは、武田豊樹が勝った11年の共同通信社杯・春一番(G2)以来だと思う。いざ来てみると、武雄温泉駅は新幹線駅が建築中。なかなか当時の記憶がよみがえらない。

新幹線駅の工事が行われている武雄温泉駅
新幹線駅の工事が行われている武雄温泉駅

そこで、武雄温泉に行ってみた。あの有名な楼門をはじめ、温泉施設を目の当たりにして、ようやく「武雄に来た」と実感した。

武雄温泉の有名な楼門
武雄温泉の有名な楼門
武雄温泉の内部
武雄温泉の内部

そして、競輪場へ。スタンドからは、武雄のシンボル、御船山(みふねやま)が相変わらず鋭い姿を見せている。現地記者からは「400で日本一直線の長いバンクへようこそ」と歓迎していただいた。

武雄競輪場。左は武雄のシンボル御船山
武雄競輪場。左は武雄のシンボル御船山

今開催はモーニングの10レース制。恥ずかしながら、当方はモーニング開催は初体験だ。1Rは8時55分発走。朝、起きられるのか、ですと? 大丈夫。年を取ると、嫌でも目が覚めるものです。

今開催は115期の新人5人がデビューする一方で、出口真浩、太田真一のタイトルホルダーをはじめ、佐古雅俊、中武克雄、村上清隆、松井英幸、浦山一栄といった往年の名選手も多数参戦。古い記者としてはワクワクせざるを得ない。地元からは飯塚直人がエースとしての重責を担う。

地元の期待が懸かる飯塚直人
地元の期待が懸かる飯塚直人

そして、鹿児島をはじめ、記録的な大雨に見舞われた九州出身の各選手には、被災地に勇気を与える積極的なレースを期待したいし、当然、してくれるものと信じている。

前検日前日に「闘将」こと佐々木昭彦さん、元佐賀支部長の原司選手、そして実況の国武賢治さんによる酒席の末席に加えていただいた。名選手の解説者は多数いるが、実は当方、昭彦さんの「いじられキャラ」に心酔しているのだ。

「闘将」佐々木昭彦さんを中心に、右は原司選手、左はアナウンサーの国武賢治さん
「闘将」佐々木昭彦さんを中心に、右は原司選手、左はアナウンサーの国武賢治さん

日刊スポーツでは、今開催をPDF新聞で公開している。普段のミッドナイトよりもパワーアップしているので、ぜひ一読をお願いします。【栗田文人】