1日に始まったガールズケイリンの有志による「エールオークション」が、7日深夜に終了した。

4月以降は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、開催中止が相次いだ。そこで高橋梨香、奥井迪ら106期の選手が「ファンとの触れ合い」「医療従事者への感謝」、この2つをつなぐツールとして、オークションへの参加を決めた。有志を募ったところ、約70人のガールズ選手が賛同。私物を続々出品してくれた。

オークション開始の1日午後6時になると、ガールズ選手のお宝グッズを求めてファンが殺到。初日終了時点で、142点に及ぶ商品全てが入札される盛況だった。

特に目立ったのが高木真備、児玉碧衣、小林優香、奥井迪、荒川ひかりらの商品で「サイン入りユニホーム」や「音声入り目覚まし時計」は、まさに争奪戦となった。

人気選手の音声入り目覚まし時計は争奪戦となった 
人気選手の音声入り目覚まし時計は争奪戦となった 

金額の高騰を見た選手たちからは「売れなかったらどうしようかと思っていたのにビックリした」「想像を超え過ぎていて、あぜんとしています」など、歓喜の声が上がった。

最高額で落札された高木真備の1番車ユニホーム
最高額で落札された高木真備の1番車ユニホーム

最高額は高木真備の1番車のユニホームで、25万円で落札された。

それ以外にも多数出品し、稼ぎ頭となった高木は「今回は企画してくれた奥井さんや梨香さん、参加してくれた選手たちと、本当にたくさんのファンの皆さんが協力してくれたおかげで、想像を超える寄付金が集まりました。このお金が医療従事者の方々の役に立つことを祈っています。私たち選手は、レースで活躍することで、ファンの皆さんに恩返しをしていきたいと思います」と感謝の思いを語った。

オークションで落札された総額355万799円は、ヤフー基金を通じて「新型コロナウイルス感染症・医療崩壊防止活動支援募金」に全額寄付される。

代表を務めた高橋梨香は「私自身も初めてのことばかりでしたが、いい経験ができました。力を貸していただいたファンのみなさん、賛同してくれたみんな、ありがとうございました」と万感の思い。

主催者の1人、奥井迪は「今後は選手会が主体となって、こういう仕組みを作ってもらえたらいいし、男子選手にも参加してもらえたら、いっそう盛り上がりますね」と、単発で終わるのではなく、継続していくことの重要性を訴えた。

今回のガールズ選手たちの行動力とファンの反響を関係団体は見過ごせないだろう。今後はこのような社会活動が円滑に行われるシステムの構築に期待したい。【松井律】