競輪、楽しんでいますか?
ガールズの土屋珠里(24=栃木)が5日夜、レーサーズゲストとして出演した宇都宮ミッドナイトの番組上で酒井拳蔵(25=大阪)との結婚を発表した。競輪学校(現養成所)の同期として知り合い、デビュー後約5年の交際を経てのゴールイン。近日中に大阪に移籍する予定で、「(これまでは長距離恋愛で)離れ離れの時もあったけど、これからは一緒にいられるので楽しみです」とは、ほほ笑ましい。誰からも愛される珠里さんらしいコメントだった。
先に申し上げておくが、このニュースを発表前からキャッチしていたのは当方のようなロートル記者であるはずはなく、優秀な同僚記者。ただ、偶然に当方が宇都宮ミッドの取材に出向いており、発表直後の土屋に直撃することができた。その舞台裏を少々。まるで安っぽい芸能リポーターだった。
リポーター(以下、リ) き、恐縮です、おめでとうございます!
珠里(以下、珠) ありがとうございます。
リ 婚姻届は?
珠 まだです。これからです。
リ いつ、大阪に移籍?
珠 7日あたりになると聞いています。
リ なぜ今、発表することになったのですか?
珠 岸和田バンクの改修が終わって練習環境が整ったら(移籍、結婚)と思っていました。
リ では、選手は続けるということで?
珠 そうです。
リ 立ち入ったことをお聞きしますが、この先、お子さんができたら?
珠 子供はいずれはとは思っていますが、産んでから選手を続けるかどうかはその時になってみないと分かりません。
リ 栃木支部の選手仲間や関係者に一言。
珠 感謝してもし切れないほどお世話になりました。寂しい気持ちはあります。本当にありがとうございました。
聞いているこちらも、幸せのお裾分けを十分にもらうインタビューとなった。
ちなみに土屋は「大阪の選手も何人か知ってる方はいますが…」と環境が変わることに少々不安そうだった。だが、かつて大阪に3年ほど住んだ経験から、当方は断言してもいい。大阪は食べるものがおいしいし、人情は厚い。笑いにあふれて楽しい街。すぐになじめますよ。
末永くお幸せに。
【栗田文人】