上田尭弥(20=熊本)はデビュー3場所目が待ち遠しかった。「(同期は)ほとんど3節走っているのに、自分は2場所目の高知から20日以上も空いた。やることがないから練習ばかりしていました」と日焼けした顔に白い歯をのぞかせた。

 デビュー戦の7月武雄は3連勝の完全V。決勝では同県同期の嘉永泰斗マークから番手まくりと、器用な立ち回りも見せた。待ちに待ったレースに「もちろん先行です」と張り切っている。