予選5Rは丹波孝佑の番手を回る柴田祐也(34=岐阜)が人気を集めたが、打鐘から駆けた丹波が押し切って1着。柴田は一瞬かわしたかに見えたが、ゴール寸前に丹波に伸び返されて微差の2着だった。

柴田は「抜いたと思ったけど…。いかん、やっちまった」と天を仰いだ。「あれだけ駆けてくれたんで、しっかり残してちょい差し、と思ったんやけど。あの辺がまだまだですわ」。

自力は卒業して追い込みに完全シフト。番手の難しさもかみしめながら修行している身。まだまだ納得の走りはできていないようだが、最後は「丹波君が強かったってことにしときましょう」と明るい柴田らしく笑顔で締めくくった。