ただ1人、マークの決まり手が2桁に達した乙川高徳(48=東京)が元気いっぱいだ。

デビュー29年目の大ベテラン。ほとんど追い込みで勝負した経験を生かし、機動型とワンツーが増えてきた。

悩みの種は今年65走して1着が8回に対し、2着が18回と倍以上もあること。

「ホントは勝ちたいけど、今はとにかく前に食らい付く。それが、オレの仕事。練習もセッティングも工夫している」。

来期に続く連続での2班昇班へ集中度も増すばかり。準決7Rは、シリーズリーダーの小玉勇一に食い下がる。