1R一般戦で、阿部弘(37=高知)が会心のまくりを放ち、波乱を起こした。1着は今年6月の大宮予選以来、実に半年ぶりだった。

初日は6着ながら果敢に先行勝負した。広瀬裕道の大きなブロックも避け切り「昨日先行していたから今日は楽でした」と、してやったりの表情。

今年7月、股ずれの悪化からできた腫瘍を取る手術のため、2カ月欠場。点数も大きく落としたが、初日の先行で“気配”は見せていた。「これが復帰後初勝利。良かった」と笑顔で胸を張って引き揚げた。