ベテラン青島宗仁(55=静岡)が静かに闘志を燃やしていた。前場所2日目に落車して途中欠場したが「体は全く影響ない。自転車が駄目になったが、以前に使っていた同じサイズの物を持ってきたので大丈夫」と不敵に笑った。

本田晴美、戸辺英雄、野原哲也、山田英伸といった名選手を輩出した51期も、今や青島を含めて高橋京治、多田司、萩原操のわずか4人。「長く続ける秘訣(ひけつ)? あまり深く考え過ぎずにやってきたのが良かったのかな。ストレスなくやれることが一番だと思う」と言う。予選2Rは吉田輪太郎の番手。「前場所初日に離れてしまったので、明日(予選)はしっかりつけ切りたい」と気合を入れ直していた。