内村舞織(21=福岡)が予2・6Rを逃げ切り、決勝一番乗りを決めた。

自力ライバルの中嶋里美を相手に「いつもは中嶋さんが駆ける展開だけど、今日は先行しようと思った。初日1着だし、2走目6着でも決勝には乗れる」。その半面「でも、オッズで(1番人気に)推されていたし、勝たなきゃいけないのかな…」。選手控室でずっと作戦を巡って葛藤していたという。

しかし、今回は左肘粉砕骨折からの復帰戦だ。7月のガールズケイリンフェスティバルを見据えてのもの。力を出し切るレースを、と腹をくくった。

「けがの影響か、まだ立ちこぎの段階じゃ、かかりが悪いけど、あと2週間あるし仕上げたい」。その前に、児玉碧衣相手にどこまで戦えるか。決勝は現状の力を試すチャンスでもある。