予選4Rは小室貴広(45=茨城)が、しぶとさを見せた。

バックは最後方で通過しながら、2センター過ぎに中を割って3着。準決行きを決めて「俺は、相手がどんなに強くても弱くても3着ばかり。S級のときから3着選手。準決行きで良かった」と胸をなで下ろした。そして「お金を稼ぎたい」と切実な思いを口にした。

今節の前にはガールズの荒川ひかりや根本雄紀ら茨城の選手と連れ立って、1日で平和島ボートと大井競馬をはしごした。「ボートと競馬で合わせて7万円負けた。何とか仕事で取り返したい。今回の俺は、ボートでいう回り足がいい。混戦なら願ったり」。口調も滑らか。好走はまだまだ続く。