出沢拓也(28=神奈川)が今年初優勝を地元で決める。

準決5Rは南関で桜井大地に前を任せた。うまくリードし、最終3角ではまくってきた中野真吾をけん制して止めると、最後は余裕を持って抜け出した。「そんなに番手はやったことなくて、どれくらい動けばいいのかまだ分からない。見よう見まねです」と話したが、自分で動いている時も自在に立ち回っているだけに、番手でも遜色ない動きだった。来期に向けてまだ戦法は迷い中。

ただ、決勝7Rは同県の鈴木守もいるだけに、北日本の相馬竹伸には付けず、自在に立ち回ることを選択。ルーキー相手にも好勝負を演じており、ここも好立ち回りで優勝も十分ある。