増成富夫(49=岡山)が昨年6月以来の逃げ切りを決めた。

近年は、イキのいい若手にぶつけられるケースが多く、バック数はついに「0」になってしまっていた。

しかし、予選2Rは、115期の宇佐見優介を相手に最後まで主導権を渡さず、バック数と逃げの決まり手がついた。

「最近はなかなか逃げさせてくれなくてね。でも、1着が何よりの薬です」。

積み上げてきた勝ち星は「542」。まだまだ「先行のスペシャリスト」の看板は下ろせない。