伊藤奎(21=福島)が連日、長い距離を積極的に踏んで連勝した。

準決6Rのゴール後は息を荒くしながら「死にそうです~」と大の字になった。力を出し切った証しだ。「北野(佑汰)よりは絶対、先に仕掛けようと思ってた。それにしても打鐘前からは長かった」。

今年2月の当地準決で中里福太郎に突っ張られ、何もできずに敗退した苦い経験も頭にあった。「前回のような失敗だけはやるまい、と思っていた」と奮起した。

決勝はライン3車。最後も積極果敢なレースで押し切るようなら、周囲の評価もかなり高くなる。