5月にデビューして3場所目の橋本優己(20=岐阜)が初の決勝進出を果たした。

予選をロングまくりで制すと、準決は打鐘先行で初の連勝。「初日より2日目の方が内容が良かった。調子が良く、そんなに緊張せず先行できた。選手養成所の1次試験より、緊張したものはない。それに、日ごろの練習の方が緊張しますから」と、メンタル面の充実を勝因に挙げた。

父・大祐(80期)の影響を受けて輪界入りを志した。普段は大垣バンクで山口聖矢、拳矢兄弟ら若手と乗り込み、切磋琢磨(せっさたくま)を続ける。

決勝8Rは渡辺雅也とルーキー対決。「準決のように駆ければ、まくられない」と、強い気持ちで主導権を奪う。