オープニングの予選1Rは、シリーズ最年長の茨木基成(58=東京)の直線強襲で、3連単53万700円の高配当となった。

戸辺捺希と高橋明久が主導権争いに意地を張り合い、2周以上をもがき合う壮絶なレースだった。

「このままだと(6番手で)6着だし、行けるところまで行ってみようと踏んだら、伸びちゃいました。頭を取るなんてレース前は想像していなかったし、自分でもビックリ」

混戦をものにできるのは、日ごろの努力のたまもの。練習はうそをつかない。