かつてS級1班だった広川貞治(52=東京)が、息を吹き返してきた。

チャレンジ予選1Rは、寺沼伊織のまくりに食い下がって東京ワンツー。2着で準決へ進んだが「セッティングを元に戻さないと駄目。楽に付いていけるように調整しないと、前を抜けないわ」と悔しさをにじませた。

9月から直近4カ月間で、追い込みの決まり手11回が光る。「まだまだ選手を続けたいからね。今は高木隆弘や(高木)真備、奥井(迪)さんと乗り込んでいる。特に、真備はガールズグランプリを控えていい緊張感があるから、こっちも力が入るんだ」。

再び向上心が強くなるばかり。準決はセッティング変更が奏功するか注目したい。