A級準決6Rで4角からカマした中釜章成(24=大阪)だったが、番手の佐野梅一が離れて単騎になってしまった。

堀兼寿-藤原誠の岐阜両者にはまられて3着。それでも初日特選1着が効いて、決勝進出を決めた。「あの展開で駆けられたら、堀さんも強いので…。行かなきゃ、というタイミングで踏んだが、足の回転が追いつかず、少しスカスカする感じだった」とレースを振り返った。

中釜は、奈良、伊東、大宮と3場所連続で初日特選は2着だった。「(奈良、伊東と)2場所連続で特選1着の選手が準決3着になって、決勝に上がれなかった。めまいがしましたよ」と苦笑する。

今回は準決最初のレース。しかも初日特選1着で、2着同着がない限り最優先で決勝に進める立場だったため、落ち着いた表情だった。