今開催注目の1人が、119期の新人・木村皆斗(19=茨城)だ。

取手一高時代は中長距離の選手として活躍し、競輪選手養成所に入ってからはただ1人、2度のゴールデンキャップを獲得した逸材。本格デビュー後は優勝こそまだないが、7走してオール2連対の安定した走りを見せている。

予選4Rはいったん突っ張られながら、外並走から先行して押し切る力強い内容。「もっと早く出切らないと…」と反省の弁が先に立ったが、2着に9車身差の圧勝劇だった。

東京五輪では女子のロードレースで伏兵アナ・キーゼンホファー(オーストラリア)の優勝に感動したという。逆に自分は、準決4Rで断然人気に応える。