地元の野口誠一郎(54=長崎)は、今回の地元戦で33年間の選手生活に別れを告げる。

「1年半ぐらい引退を考えてた。去年の11月に武雄で落車して、そこから落車は『仕方ない』から『したくない』に気持ちが変わった。その時点で不利ですよね」。今年いっぱいはレースを走れるが、今回の地元戦を引退レースに選んだ。

新人リーグでは苦戦続き。「この世界でやっていけるだろうか」と不安なスタートだったが「地元で何回か優勝させてもらったし、S級で初の1着もここ」と思い出のレースを振り返った。

チャレンジ一般1Rが、いよいよラストラン。吉田悟の番手で、33年間の集大成を見せる。