産休から復帰して10カ月になる元砂七夕美(26=奈良)が、徐々に勝負勘を取り戻してきた。「まだ体が思うように動いていないけれど、レースに慣れて走り方と考え方は思い出しました」。

最近は流れに立ち遅れることが減り、位置取りにも厳しさが見られる。「絶対に欲しい位置の場合は、並走になってもどかない気持ちで走っています」。この意気なら、予選で連対に絡むのも時間の問題だ。

予1・1Rは、積極的に動く鈴木美教と山本さくらの動きを見ながら、車を前へ前へと進める。