予1・2Rで本命児玉碧衣の番手を取り切ったのが、伏兵の域を出ない野崎菜美(25=山口)だった。ただ、野崎は明確なイメージを持って戦っていた。「33バンクは前前から、500バンクは後方からの組み立て。まずは児玉さんの動きに付いていくこと」。初手は7番手から、打鐘で児玉の番手まで追い上げた。並走の中野咲が内に切り込み、野崎は難なく児玉の番手を奪取。最後まで付き切って2着を確保した。

してやったりの表情で引き揚げてきた野崎は「迷いがない分、流れもこっちに向いてきた。ラッキーです」とにっこり。予2・1Rも「初日に2着なので余裕を持って戦える」と再度、流れを呼び込むもくろみだ。