121期を早期卒業した太田海也(おおた・かいや、22=岡山)が、注目のデビュー節を3連勝で優勝した。

チャレンジ決勝8Rは、赤板過ぎから先頭に立ったが、松本憲斗、さらにバックから近藤翔馬と、別線の119期の機動型に次々と番手へ入られてしまう。しかし、そんなピンチもお構いなしで、太田は押し切った。「119回生の2人と足比べができたのは良かった。後ろは分かっていたし、養成所のレースを思い出すような感じでしたね」。圧倒的な勝ち方こそなかったが、ポテンシャルの高さをアピールするには十分な3日間だった。

「今回で競輪というものや、生活を含めてひと通りの流れはつかめた。リラックスできれば、もっと力を発揮できると思う」と太田は話した。2節目となる29日からの別府では、さらに強いレースを見せてくれそうだ。