決勝進出の東日本3車はそれぞれ分かれて戦うことになった。岡本大嗣(42=東京)は初日特選で小林史也と冨尾享平の近畿3番手から2着になった経緯もあり、「近畿へ」と即断。

一方、須藤誠(37=千葉)と山崎将幸(34=宮城)は出方を決めるまで長考した。92同期で同部屋、同班の2人。年長の須藤が山崎に「お前が何かしろよ」とけしかけたが、山崎は「無理、無理。別線が2周以上もたたき合ったとしてもまくれない」と言って連係を断った。ただ、山崎は「動けないなら、それなりに…」と好位取りをにおわすコメント。山崎が近畿プラス岡本のラインを分断すれば、結果的に須藤にもワンチャンス!? 決勝9Rは何かと見どころが多い。