チャレンジ予選1Rは119期の川野深(24=福岡)が制した。逃げるルーキー末広快理の3番手をキープして大外強襲。新期を白星スタートで飾った。

昨年8月に練習中の落車で右手甲を骨折した。それが響いて出世が遅れ、今期もチャレンジで戦う。しかし、ようやくかみ合ってきて、遅まきながら前回玉野F2で初優勝を飾った。

「今期は新人も出てくるから、戦い方をよく考えて走る」。実際、このレースも末広といったん踏み合ってから、中団を手にした。「1年走って(先輩たちに)嫌なことをされて苦しんだから、今度は自分が嫌なことをできるように(笑い)」。脚力アップに加えて、うまさを駆使して新人に対抗する。