121期ルーキーの藤岡徹也(34=兵庫)が走るたびに地力を蓄えている。

選手養成所では0勝、50位と結果は残せなかったが、自転車競技の中長距離種目で名を残したように強地足が魅力。チャレンジ準決4Rは逃げた同じ新人の大川剛にまくりで反撃。結果は不発だったものの、ゴール前で踏み直して本格デビュー後3度目の決勝進出を果たした。

「もちろんまだまだですが、師匠(村田雅一)や先輩のアドバイスが理解できるようになってきた」。完全優勝した7月川崎は目標があっての結果で、ライン戦の重要性も分かっている。西日本単騎の決勝8Rは、後位に群馬の沼川夢久が名乗り出た。積極策に出る態勢は整った。