本格デビュー前のルーキーシリーズでは2度決勝に進出した渡辺栞奈(25=静岡)が苦戦している。

7月の本格デビュー後は8場所走って決勝進出は1度だけ。「本格デビュー後は、スピードの違いについていけない状態が続いています。今はとにかく場数を踏んで慣れていきたいと思います」と自己分析した。

G1ウイナーの渡辺晴智の長女だが、競輪選手になった動機は4歳下の弟、雅也(S級2班)のデビュー戦を見て刺激を受けたから。「今は尊敬している父ですが、当時は弟のようになりたいと思って、父の反対を押しのけたんです」と笑った。初日の出番は予1・2R。太田美穂や久米詩の実力者に、切れ味勝負で挑む。