先行職人・浦山一栄(50=東京)が、堂々の逃げ切り勝ちだ。1Rは打鐘から押さえて先行。鈴木規純の鋭い追い込みを8分の1輪差しのいで押し切った。「後ろ(二木茂則=3着)を競らせてしまったのは申し訳ないが、早めに押さえて(別線の桂馬将人に)カマされるのも面白くないしね。二木君も地元だし、お互い仕事をしたということで」と口も滑らか。8月に体調を崩した後、ギアを3・86に落としているが「そろそろ(以前の)3・93に戻してもいいかな。そのぐらい調子は上がってきた。ま、明日(最終日)はこのままいくけどね」と笑顔で連勝フィニッシュを期していた。