中村美那(22=神奈川)が一発屋の本領とばかりに、大逆転で決勝進出を果たした。

見せ場がなく7着と大敗した初日から一転。予2・1Rを後方から大外をまくり追い込んで制した。予選1着は昨年11月大宮以来で、決勝進出は4場所ぶり。「(石井)貴子さんの逃げでペースが上がった。自分でペースを上げるのは苦手。展開が向いた」と謙遜しながらも、笑みが絶えなかった。

今節は前走から中5日。その前は3週間空いており、日程の間隔が一定しない中でもレース勘を保った。「直前は久々に、師匠(東龍之介)や同門の斎藤(雄行)さんと街道で乗り込んだ成果があるかも。師匠に『いい感じ』と褒められたので」。乗せれば力が増す強攻派。決勝8Rも大ホームランから初Vといくか注目だ。