渡口まりあ(28=山口)が「5月の松山で、いい夢を見させてもらいました」と振り返った。

そのシリーズの決勝は、児玉碧衣が断然の本命人気。渡口は児玉を後方5番手に置いて、後続を大きく引き離す渾身(こんしん)のホームカマシを見せた。

一方、児玉は1センターからのまくり。さすがに男子並み11秒7の上がりタイムでは、渡口も2着が精いっぱいだった。

「あわよくばと思いましたよ。もちろん無理ですけどね」と、力なく笑った。

だが、その開催からセッティングを修正し、前回小倉も決勝進出を果たして手応えは十分。ガールズ予1・1Rも奇襲のカマシで波乱を巻き起こす。