ガールズ予1・1Rは、人気の坂口楓華がホーム手前からの一気カマシで押し切った。だが、ちぎれることなく2分の1車輪差まで迫った2着の当銘直美(27=愛知)が「坂口1強」の中で見どころを作った。
「直線では差せるかなと夢を見た。でも、楓華の踏み直しがこちらの想定以上だった」。実際、坂口が「差されたと思ってゴール後は落胆した」というほどの切れる差し足だった。
「今の得点は53点台。これを55点にすることが目標。『55』は一流の印と言ってもいい数字ですから」。今年は普通開催で決勝進出を逃したのは1度だけだ。「普通開催は全て決勝に乗りたい。一流選手は何年も決勝に乗り続けている。隙を見せてはいけないと思う」。当銘は精神的には、すでに一流の仲間入りをしている。