予選1Rは打鐘から内を突いた山崎駿哉(26=岡山)が快勝した。外から発進した西谷岳文に番手にはまり、3角手前からは積極的に踏んでいった。
「内が空いた隙を突くことができたが、引くのが遅れたことが反省点。足の感じは悪くないが、レース内容には不満がある」
実は前期S級時代に「自分の現状の足では通用しない」ことを実感した。「もし、もう1度上がることができても同じ結果に終わる。だから体作りからスタートすることにした」。
練習はウエートに重点を置き、体を作り直している。ウエートの結果が出るのはやり始めて出して半年以降と言われているので、それまでは成績が下降することも仕方がない。
「それは覚悟の上。ウエートをやり始めてもうすぐ半年。少しずつ手応えを感じることができるようにもなっている」。肉体改造に成功した山崎が、大暴れする日は近い。