123期ルーキー田中会心(23=熊本)がデビュー初優勝の機運を高めた。
準決5Rは、その名の通りに会心の一撃だった。3分戦に中団キープで同期ライバルの松本京太を後方に追いやり、先まくりで後位の山中崇弘を振り切った。「発走機を離れるのが遅かったり、打鐘過ぎに内を開けたり、ところどころでミスしているが、車は進んでいた。会心の走りに近かった」と手応えをつかんだ。
ここまでルーキーシリーズを含め、決勝2着が最高成績。「いつも調子は尻上がりなんです」。自らに言い聞かせるように、初優勝へ自信のほどを話した。決勝7Rも会心の一発といくか、壁を越えようと必死な走りに注目したい。