福田知也(36=神奈川)がオープニングレースを勝利した。

1予1Rは、南関期待の大型先行・野口裕史を巧みにリード。短走路でもキッチリ差し切る堅実なタテ足が今の福田の魅力だ。

一昨年はスランプにあえいで、昨年7月にA級に降格。これを機に『自分改革』に取り組んだ。「練習方法から食生活まですべて見直した。とにかくもう1度S級1班に戻りたい。その一心でした」。

A級では大車輪の活躍を見せ、わずか半年でレインボーカップを制しS級に特昇。今年に入るとさらに勢いは増した。3月G3玉野で決勝に進出するなどの活躍もあり、来年のS1班返り咲きも決定。「ひとつ目標はクリアできた。今はウィナーズカップの特選に乗れそうなところまで来ているし、来年はG1戦線で活躍出来るように頑張ります」。

苦しみを乗り越え、成熟した選手へと進化を遂げた。