3日目は場内でプロレスイベントがあった。6月に引退した山田二三補(愛知・華の64期、S級経験なし)がイベントでプロレスラーと対戦した。つい、この間まで現役だった二三補が、必死で場内を盛り上げようとする姿に元気をもらった。その後の予想会はヘロヘロだったが…(笑い)。

ヤマコウは、町田太我マークの松本貴治に期待を寄せた
ヤマコウは、町田太我マークの松本貴治に期待を寄せた

準決12Rは新山響平が3着に沈んで、3連単15万円超の高配当となった。位置取りの面で新山は「1車入れても前中団が取れるしどうぞ」の気持ちと、「前を取らないと始まらない」と必死だった橋本優己-川口聖二との差が出た。新山は想定外の不意を突かれ、考えがまとまらずに負けた印象だ。聖二は「今頃、僕のスマホに(ナショナルチームヘッドコーチの)ブノワからの着信が入っているはずです」とペラ(口)が滑らかだった。

決勝12Rの新山は、町田太我の挑戦を受ける。準決は2周先行して、深谷知広をまくらせなかった。あの先行力は脅威だろう。町田の番手は松本貴治。西武園オールスターで初めてG1の決勝を走った。「力の差を感じました」(松本)ことも刺激になっただろう。

青森G2共同通信社杯の帰り、植物仲間の野口裕史と趣味の観葉植物を買った。「緑の葉に白いワックスが塗ってある感じで輝いて見える。全く見飽きることない」らしい。とにかくうれしそうに話すが、私は全く理解できなかった。

松本がオールスターの決勝に乗った後、共同通信社杯は佐々木豪が決勝に乗った。相乗効果だろう。中四国の層の厚さならタイトルも狙えるので、プレG1と思って走ってほしい。(日刊スポーツ評論家)

ヤマコウ印
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