作間章(37=東京)は、未勝利ながら優勝戦に駒を進めてきた。

 前検は「中堅弱」の評価だったが、懸命の調整で「上位」と言えるまでに持ってきた。「間に合いましたね。乗り心地が良かったし、伸びも分が良かった。数字(複勝率30・4%)を考えたら、これが限界かな」。エンジンのポテンシャルは全て引き出した。打倒・原田幸哉(41=長崎)へ、4号艇から臨む。「多摩川はこれが負けないだろっていうのが、負けることもありますからね。チャンスがあったら逃さないようにしたい」。波乱の使者になるか。