連載「ROAD TO オールスター」の2回目は、総展望として大会の行方を占う。注目はファン投票1位、初日ドリーム戦1号艇に乗る峰竜太(32=佐賀)だ。最高勝率もマークする峰だが、いまだSG無冠。準地元の福岡で、待望のビッグタイトルに手が届くのか。

 ファン投票上位6人による初日12Rのドリーム戦メンバーと枠番は次の通り。

<1>峰 竜太<2>瓜生正義

<3>桐生順平<4>篠崎元志

<5>池田浩二<6>石野貴之

 1万6238票を得てトップ選出された峰。SG制覇は悲願だ。昨年は7月オーシャンC準優のFで後半のSGを棒に振った。今年こその意気込みがある。そして福岡は準地元。11年メモリアル、13年オールスターで優出2着と相性も申し分ない。来期適用勝率は2位、ファン投票は1位で最高の舞台が整った。

 黙っていないのが地元福岡勢。昨年のMVP瓜生が大将格だ。福岡ではSG3回Vと圧倒的な実績を誇る。この後に長期のF休みを控えて勝負をかける。篠崎元は昨年末の福岡周年で負傷して今年は出遅れた。それを取り戻すためにもスパートしたい。勢いなら岡崎恭裕。江戸川ダイヤモンドカップで初のG1制覇を果たし、好調をキープする。

 SG連続Vを狙う桐生、賞金王を目指す石野、池田は復活へ全力投球する。九州で強い山崎智也、菊地孝平に松井繁、太田和美、田中信一郎の大阪勢も目が離せない。女子は15年連続出場の日高逸子を筆頭に8人が参戦してシリーズを盛り上げる。【中川純】

※明日はコース特徴