カウントダウン連載「ROAD TO グランドチャンピオン」の第2回は総展望。今年のSG(クラシック、オールスター)で2度とも優出している石野貴之(35=大阪、オールスターV)、茅原悠紀(29=岡山)、桐生順平(30=群馬、クラシックV)の3人が今大会でも優出するのか注目だ。

 今年のSGはクラシック、オールスターが終了した。両大会の優勝戦のメンバー中3人は同じ選手だった。それが石野、茅原、桐生。桐生はクラシック、石野はオールスターを制した。今回は茅原が前2回の雪辱を期し、勝つことができるのか。いずれにしろ今年絶好調の3人が中心になる。また石野は昨年のチャレンジCからSG4連続優出中。今回優出すると、5連続で歴代3位になる。

 初日DR戦は選考期間(16年4月1日~17年3月31日)のSG戦での得点上位6人が選ばれる。1号艇は菊地孝平で最も得点が高かった。過去にグラチャンのDR戦では15年宮島でも1号艇を手にしたが、そのときは敗れた。今回はしっかりと逃げ切り、弾みをつけたいところだ。

 また山崎智也は15、16年のグラチャンを制覇しており、今年は3連覇に挑む。同一タイトルの3連覇は史上初だけに、こちらも注目される。女子選手としては2年ぶりの出場となる遠藤エミ(29=滋賀)も、どんなレースを見せるか楽しみだ。【三上広隆】

※明日は水面特徴