伊藤誠二は初日から優勝を意識した走りを見せ、ファイナル1号艇とした。

 「スタートで後手に回っても追いつく。相手も分かっているから締めてこない」と、スリット後の伸びは強烈だ。26号機は多摩川のエース機として君臨。今回で6回目の優出となるが、実はまだ優勝がない。「エンジンを信用して、自分のベストを尽くします」。現エンジン使い納めのシリーズで初Vなるか。伊藤がこん身の走りで優勝へ導く。