北野武史(45=石川)が、今年5月小松島準決以来、3カ月半ぶりの白星をゲットした。川村晃司が早めに番手から出て最終主導権を握る好展開。番手の北野武史は堅実に追走し、初日特選で差せなかったうっぷんを晴らすかのように差し切った。久々の勝利に「競輪は番組です!」との名言? も飛び出し、豪快な笑い声が響いていた。

 先月のオールスターでの落車の影響もあるのか「悪くはないと思うけど、動けていた時に比べればまだまだ」と状態面については控えめに語る。それでも、今シリーズ3度目の川村の番手回りで迎える決勝は「絶好の番組」だろう。15年9月の富山以来、2年ぶりのVゴールは目の前だ。