初出場、最若手でも侮れない! 「ROAD TO ヤングダービー」の第4回は、将来性豊かな仲谷颯仁(23=福岡)をピックアップする。今回、最も登録が若い115期生から唯一の参戦。今年の優勝は3回、すでにG1デビューを果たしている逸材が格上の先輩に挑戦する。

 初出場でも大駆けの予感を漂わせる。登番が最も若い、115期の仲谷颯仁が、いよいよヤング決戦に登場する。「気合? もちろんです、すごく入ってます。優勝を狙います」。予選突破では満足しない、参加するからにも気後れすることなく挑戦を見据える。

 今年は1月のからつで初優勝。さらに4月の戸田ルーキーシリーズ、8月下関と、すでに3回の優勝を積み重ねた。「川上(剛)さんのおかげ。レースが楽しいです」。師匠の指導で調整を学び、抜群のレースセンスを存分に発揮する。目標に掲げる最優秀新人へ「このまま突っ走りたい」と意気込む。

 G1初出場だった今年7月のびわこ周年で、いきなり予選を突破。「(一般戦とG1の差は)意識しないようにしてます。ヤングダービーを取れば、グランプリシリーズ(出場)も見えてくるので」と貪欲に高みを目指す。【窪寺伸行】

※明日は「なるほどデータ」