中田竜太(29=埼玉)が全員が0台スタートでそろう中、インから冷静に先マイ。今年5度目、通算16度目、G1は4月丸亀周年に続いて2度目の優勝。ヤングダービー卒業年を見事に締めくくった。

 獲得賞金は5300万円を超えてランキング9位に上昇。「ヤングダービーに(来年から)出られないことは意識してこなかった。賞金の上積みだけ考えていた。(今後は)気を抜かずにいきます。チャレンジャーなので。グランプリを目指して、自分らしくやります」。年末のSG住之江グランプリ初出場へ、当確ランプをともした。

 2着争いは、2周1Mで2番手を走っていた片橋幸貴がターンマークに激突して転覆(妨害失格)。難を避けた仲谷颯仁が2着、3着は大上卓人が入線した。