桐生ボートの開設61周年記念G1赤城雷神杯が、明日14日に開幕する。

 松本晶恵は9月終了時点で9回優出している。8月の芦屋レディースチャンピオンでも優出(3着)し、獲得賞金ランキングは4位。3年連続のクイーンズクライマックス出場は当確だ。しかし、優勝回数ゼロの成績に納得していない。「今年はいいレースができていないしリズムにも乗り切れていないです。優勝戦には乗るんですけど、そこで結果を残せていない。乗って、そこで終わっている感じです」。実力を考えると今年優勝ゼロは物足りない。「調整面でも、うまく仕上げていることは少ないですね。早く調整をつかみたいし、レースも変えていかないといけないと感じています」。年末の大舞台に向けて模索している状況だ。

 今大会は地元桐生の周年記念。桐生のG1は過去3回出場しているが、周年記念には初めて出場する。「呼んでいただいて、本当にうれしかったです。桐生でたくさん応援していただいています。そのおかげで今の私があると思うので、もっと成長して、桐生の名前を広げたい。地元ってだけで気合の入り方が違いますし、いいレースをして、少しずつ恩返しをしたいです」。今年2月の関東地区選では予選を突破。男子の一線級相手でも通用することを証明した。地の利を最大限に生かして、まずはベスト18入りを目指す。