12Rで優勝戦が行われ、新田雄史(32=三重)がインから堂々と押し切ってG2・3回目、通算18回目の優勝を飾った。2着には森高一真、3着には安達裕樹が入った。

 エース35号機への信頼は最後まで揺るがず、余裕を持ってレースに臨んだ。「素晴らしいエンジンでしたね。よっぽどのことがない限り逃げ切れると思ってました。スタートも遅れずに入っていたので、ゆっくり安心してターンしました」。1Mは他を寄せつけないパワーで圧倒した。今年2回の優勝はいずれも徳山。「ここでしか勝ってないし、徳山だけで生活ができます」と笑った。

 これで賞金ランクは19位まで浮上。ダービーを走れないのは痛いが、18位の湯川浩司とはわずか11万円の差。「もう少し頑張ればグランプリ行けるかなと思って、24日からの住之江の追加を引き受けました」。今後の追い込みから目を離せない。【福永照正】