年末へ向けて、最後の勝負駆けが始まる。SG第20回チャレンジCとG2レディースCCが、21日から26日まで山口・下関ボートで開幕する。カウントダウン連載「ROAD TO チャレンジカップ」の第1回はシリーズを展望。SGは峰竜太、G2は長嶋万記が主役を張る。

 

 SGは獲得賞金1億円を超えた峰竜太が、初日ドリーム戦1号艇で登場する。18年前期適用勝率は8・55で3度目の勝率1位に輝いた。下関は15年11月以来の出走だが、前回は9戦全勝の完全Vを決めた。水面相性は悪くなく、初日から全開の走りを見せる。

 勢いに乗る峰を止めるのは地元の白井英治と寺田祥だ。白井は減量に取り組んだ若松メモリアルから記念で優出ラッシュ。寺田は11月の児島周年で優勝するなど好調をキープ。熟知した水面で縦横無尽に駆ける。山崎智也、今垣光太郎ら優勝条件の一発勝負に挑む。特に今垣は平和島ダービーで優出と近況は好調だ。

 G2はレディースCを優勝した小野生奈がSGに出場するため、長嶋万記がドリーム戦1号艇となった。今年は優勝8回と各地で大暴れ。ビッグタイトル獲得へ気合が入る。SGで奮闘が光る遠藤エミや、昨年のクイーンズC覇者の松本晶恵も優勝争いを演じる。三浦永理、日高逸子、竹井奈美ら実力者は12位より下で賞金の上積みが必要な状況だ。【古村亮】

※明日は「コース特徴」